主任業務で、役割と責任を痛感
「薬剤師の責任の重さに、かえって達成感とやりがいを感じます。」
高校時代はなんとなくバイオ関係の仕事に就きたいと思い、バイオ工学系の専門学校に通いました。その専門学校から、薬科大学に進めることを知り、第一薬科大に編入し、薬学部に進むことにしました。
自分自身も長いあいだ薬を飲んでいたので、そのときの薬剤師さんとの交流や、多い時は犬8匹、インコが10羽もいるほど動物好きな家族だったので、生物に関心があったことも、薬剤師を目指すきっかけとなりました。
学生時代に経験した実習では「とてもやりがいのある仕事だ」と思いました。しかし、実習と実際の仕事には大きな違いがありました。それは「責任の重さ」です。 大学時代は病気と薬の名前を一致させるのに精いっぱいでしたが、現場では服薬指導までできなければなりません。 仕事をする上でうれしいのは、患者さまの「おかげでよくなったよ」という言葉。飲み忘れが多かった患者さまに、1日2回ではなく1回で済むように薬の種類を変えられることをお伝えして、ドクターがそのように変更してくださったこともありました。
総合病院の前という立地もあり、1日中処方箋を応需しています。それに対応するため、服薬指導等の外来業務と薬歴記入等の個人業務の時間をローテーションでまわすことで、業務量の偏りがなく仕事ができています。外来業務以外にも、クリニックによる施設往診の同行や、患者様宅に伺う在宅訪問も行っています。以前から在宅医療には興味がありましたので、それに関わることができ、日々やりがいを感じながら働いています。
休日は体を動かしに行くことが多いです。最近はボルタリングといって、壁にいろいろな突起がついているところを、自分の手と足だけで登っていくスポーツにはまっています。レインボー薬局なら、仕事と趣味の両立もできますよ。
将来はプライマリ・ケアができる薬剤師を目指しています。患者さまから何を聞かれても答えられるよう、時間の許す限り勉強会や学会には参加するようにしています。学会の補助があるのも嬉しいですね。